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NAS を停電から守るために UPS を導入した話— ブレーカーが落ちても、NAS だけは生き残る

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葉っぱの傘でNASを雨と雷から守るカエルの墨絵

この記事では、自宅サーバーとして NAS を導入した私が、その NAS を停電から守るために無停電電源装置(UPS)を導入した話を書きます。前の記事では NAS を導入した経緯に触れましたが、今回はその後に気になった電源まわりの話です。

NAS を導入したあと、意図せずに電源が落ちたり、ブレーカーが落ちたりするタイミングがありました。そのたびに NAS の再起動が必要になり、地味に手間でした。

RAID があっても、電源断そのものは防げない

私がいちばん気になったのは、NAS が正常停止できないまま電源を失うことでした。正常停止でなければ内部のディスクが破損・故障する可能性があり、RAID を構築しただけではデータの安全性を保ち切れないと考えました。RAID は主に「ディスク1台の故障」に備える仕組みで、急な電源断によって書き込みが中断されること自体への対策ではないと一般に言われています。ディスクを冗長化した安心感はあっても、電源までは別問題でした。

停電などで正常にシャットダウンできなかった場合、ファイルシステムの整合性が崩れて破損し、ディスクの故障や再起動不能につながる例も一般に知られています。そこで私は、急な電源断を NAS に直接受けさせないため、UPS を導入することにしました。

停電の中でも、NAS だけは生き残る

消えた電球のそばで、NASの前で丸くなって眠るカエルの墨絵

UPS を導入してからは、とても活躍しています。停電時にも内蔵バッテリーから給電が続くので、NAS だけはその場で落ちずに生き残ります。Synology の DSM には、「コントロールパネル > ハードウェアと電源 > UPS」から USB 接続した UPS と連携し、停電時に自動でシャットダウンして、電源復旧後に自動で再起動する機能があると公式に案内されています。急な電源断をまともに受けなくなっただけでも、気持ちはかなり楽になりました。

防犯カメラも、固定IPなら自動で戻ってくる

監視カメラの下でうさぎとカエルが相撲を取り、それを見る猿の墨絵

防犯カメラなどの周辺機器は、私の場合、有線接続、もしくは固定IPにしておけば、電源復旧後に自動で再接続してくれます。固定IPを設定した機器は、電源復旧や再起動のあとも同じIPアドレスで動作を再開でき、DHCPのような再割り当てを待たずに済む、という一般的な仕組みです。NAS が戻ったあと、周辺機器の接続を手で直さずに済むのは助かっています。

ただし、UPS はバッテリーで動く機器なので、基本的に対応できるのは短時間の停電までです。長時間の停電では給電を続けるにも限界があり、電源をずっと保てるわけではない点は割り切りが必要でした。

まとめ

NAS の RAID だけではカバーできなかった電源まわりの不安を、UPS の導入で解消できました。停電時にも NAS が生き残り、電源復旧後は固定IPの周辺機器が自動で戻ってくるため、復旧の手間も減っています。長時間の停電には限界があるものの、私の環境では NAS の電源永続化を保てるようになったのが、導入していちばん大きかった点です。

私は読み放題で選んだ電子書籍を読み返し、周辺機器に使っている固定IPなど、ネットワークの基礎を確かめています。

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